この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あんなこんなエロ短編集
第31章 わたしは女優

「……………僕は」
夫が口を開く。
静まり返った部屋で夫の低い声が冴えて響いた。
「僕は、君と結婚した時嬉しかった。
君みたいな綺麗な女優さんと付き合えるだけでも
奇跡なのに、まさか結婚できるなんて思ってなかった
。
だからこの先何があっても君を優先しよう。
君の仕事を優先させよう。
僕は仕事をし家事をしそれでいい、
そう思ってた。
けど君は……………僕が家事をしている夜こうやって
セックスしてたんだね」
ふと美華の脳内にフラッシュバックが起きた。
どこかで…………こんな場面があったような……………………
夫は息を荒くし、
「僕が家事をしている間こいつと会ってたのか!!」
ハサミを掴むと美華に突進してきた。
左下腹に熱さが広がる。
刺されたのだと思った。
「僕は……………知らんぷりなんてできない!!!」
右の腹にも熱が広がった。
肉を切り裂く音。
以外にも鈍痛で、ただ熱いだけだ。
膝から崩れ落ちる。
そうドラマならここで佐竹が来る。
乗り込んで来る。
傷を負った妻のもとに、
もうすぐ……………来る……………………
朦朧とする意識の中、
夫がただ善良なだけではないと気づいた。
<終わり>
夫が口を開く。
静まり返った部屋で夫の低い声が冴えて響いた。
「僕は、君と結婚した時嬉しかった。
君みたいな綺麗な女優さんと付き合えるだけでも
奇跡なのに、まさか結婚できるなんて思ってなかった
。
だからこの先何があっても君を優先しよう。
君の仕事を優先させよう。
僕は仕事をし家事をしそれでいい、
そう思ってた。
けど君は……………僕が家事をしている夜こうやって
セックスしてたんだね」
ふと美華の脳内にフラッシュバックが起きた。
どこかで…………こんな場面があったような……………………
夫は息を荒くし、
「僕が家事をしている間こいつと会ってたのか!!」
ハサミを掴むと美華に突進してきた。
左下腹に熱さが広がる。
刺されたのだと思った。
「僕は……………知らんぷりなんてできない!!!」
右の腹にも熱が広がった。
肉を切り裂く音。
以外にも鈍痛で、ただ熱いだけだ。
膝から崩れ落ちる。
そうドラマならここで佐竹が来る。
乗り込んで来る。
傷を負った妻のもとに、
もうすぐ……………来る……………………
朦朧とする意識の中、
夫がただ善良なだけではないと気づいた。
<終わり>

