この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あんなこんなエロ短編集
第33章 マタ逢イマショウ

「夢乃?
ゆーめのっ」
突然声が耳に入り夢乃は瞬きを繰り返した。
「ゆーはいつもぼ~っとしてるからなぁ」
低く野太い声が夢乃をからかう。
(誰?テーブルを挟んで………
男と女………)
周りはがやがやと騒がしい。
夢乃は左右を見、
「ーーー学食」と呆気に取られた。
「どした?
体調悪いのぉ?」
向かいの女の手が夢乃の額を触る。
「熱はないよねぇ。
まぁこれだけ食べてるんだし。
食べ過ぎ??」
マッシュルームのようなショートカット。痩身で
切れ長の目の女…………モデルのようだ。
「……きい。
樹伊だわ」
(樹伊だ。入学した時直ぐに仲良くなった)
「はあ??
あんたどうしたの??ホントにどこか悪いんじゃ」
「まぁまぁきい。
こいつがぼ~っとしてんのは昔からだからさ。
おかしくはないよ」
腕を組み苦笑する、
肩幅が広く短い髪の男は…………
「……総(そう)。そうよ!」
「な?一人納得してやんの」
総は樹伊に向かって肩を竦めた。
総は高校の時からの彼氏だ。
この大学を目指し必死に勉強して、
見事受かって郷里を出て。
「まぁね。
総は夢のことずっと知ってるからさぁ。
私は夢みたいなぽわんとした子珍しいから時々
心臓止まるかと思っちゃう」
「きいはつんつんし過ぎて女友達少ないからだろ?」
「否定はしないわ」
「………二人、仲良いのねぇ……」
夢乃が呟くとお腹がぐうう~っと鳴った。
二人は顔を見合せたあと大爆笑する。
「まだ食うのかよ!!
どんだけ胃袋あんだよ、ゆーは」
「ホント!こんな細くて小さいのに(笑)
パスタとオムライスとカレーライス食べたとこじゃ
ん!あんた恵まれてるよね~」
爆笑する二人を眺め、
夢乃は混乱した。
(え?
中退してヒッキーになったのに。
食欲もなくて。
あれ?なんで?
あっ………私ニット着てる!!)
自分の腕を見、首元を触るとタートルネックの
ニットを着ていた。
二人を見ても周りを見ても、
皆冬服だった。
(私は一体……………
これは何??どうなってるの?)
ゆーめのっ」
突然声が耳に入り夢乃は瞬きを繰り返した。
「ゆーはいつもぼ~っとしてるからなぁ」
低く野太い声が夢乃をからかう。
(誰?テーブルを挟んで………
男と女………)
周りはがやがやと騒がしい。
夢乃は左右を見、
「ーーー学食」と呆気に取られた。
「どした?
体調悪いのぉ?」
向かいの女の手が夢乃の額を触る。
「熱はないよねぇ。
まぁこれだけ食べてるんだし。
食べ過ぎ??」
マッシュルームのようなショートカット。痩身で
切れ長の目の女…………モデルのようだ。
「……きい。
樹伊だわ」
(樹伊だ。入学した時直ぐに仲良くなった)
「はあ??
あんたどうしたの??ホントにどこか悪いんじゃ」
「まぁまぁきい。
こいつがぼ~っとしてんのは昔からだからさ。
おかしくはないよ」
腕を組み苦笑する、
肩幅が広く短い髪の男は…………
「……総(そう)。そうよ!」
「な?一人納得してやんの」
総は樹伊に向かって肩を竦めた。
総は高校の時からの彼氏だ。
この大学を目指し必死に勉強して、
見事受かって郷里を出て。
「まぁね。
総は夢のことずっと知ってるからさぁ。
私は夢みたいなぽわんとした子珍しいから時々
心臓止まるかと思っちゃう」
「きいはつんつんし過ぎて女友達少ないからだろ?」
「否定はしないわ」
「………二人、仲良いのねぇ……」
夢乃が呟くとお腹がぐうう~っと鳴った。
二人は顔を見合せたあと大爆笑する。
「まだ食うのかよ!!
どんだけ胃袋あんだよ、ゆーは」
「ホント!こんな細くて小さいのに(笑)
パスタとオムライスとカレーライス食べたとこじゃ
ん!あんた恵まれてるよね~」
爆笑する二人を眺め、
夢乃は混乱した。
(え?
中退してヒッキーになったのに。
食欲もなくて。
あれ?なんで?
あっ………私ニット着てる!!)
自分の腕を見、首元を触るとタートルネックの
ニットを着ていた。
二人を見ても周りを見ても、
皆冬服だった。
(私は一体……………
これは何??どうなってるの?)

