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あんなこんなエロ短編集
第34章 君に逢いたい
武者震いする。


なゆみ………遠かった。


この建物の中で初めて出逢って、


愛を育んでさ。


「またいらしてくださいね」


って甘えた声を出したね………


(わかってるよ、本音では。


毎日毎晩逢いたかったんだろ??


君の無垢な瞳は装飾なく気持ちを伝えるから。)


雄大はいきり立った股間を左手で撫でた。


螺旋状の白い階段を上がる。


「はぁ。はぁ。きつい階段だな。


なゆみと僕に嫉妬して急勾配にしてあるんだな、


オーナーとかその辺りのやつら、、、


が、、」


ジャージから尻がまた出たが、


寛容な雄大は気に留めない。


一段一段丁寧に上がっていく。


そして扉にたどり着いた。


扉のガラス部分は蝶、薔薇、星などのモチーフでデザ


インされている。


(洒落てロマンチック。なゆみとの逢瀬にふさわしい


ね……)



雄大は目を閉じて息を整え、


扉を開いた。


股間はもう限界だ。



『いらっしゃいませぇ~~~』


黄色く甘い声の合唱が降り注いだ。



パーティーらしく、


みなセクシーで華やかなドレス姿だ。


「なゆみはいるよね?」


雄大が踏み込むと、


みなの顔色が変わった。


『キャーーーー!


また来たよ不潔デブ!!』


『汚い!臭い~~~』


囁きながら一ヵ所に集まる。



「あれ?なゆみは??」


なゆみを探しキョロキョロすると、


着物姿の濃い化粧のおばさんが現れた。


「お客様?


今日は………飲みにいらしたの??」


ホホホ、とひきつった顔で訊いてくる。


このおばさんは何か勘違いしてるらしい。


まあ、酒が入ったらムードは良くなるかもしれないが


……


僕となゆみの逢瀬をチープな出来事に変える


のは許せないな。












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