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あんなこんなエロ短編集
第34章 君に逢いたい
「僕のなゆみはいるかい?」


おばさんの顔がひくひくひきつる。


嫉妬してるんだな。


「あの~、お客様…………


そういった名前の嬢はうちには在籍して


おりませんので」


おばさんはおどおど、しかしキッパリ言う。



やはり嫉妬し邪魔する気だ。



「隠したい気持ちはわかるよ?


僕となゆたんのラブロマンスを


見せつけられちゃあ、嫉妬で気が狂うよね?


だけどさ、今宵はなゆたんとのラブラブnight


なんだ☆」


雄大は感極まって《なゆたん》と二人だけの


呼び方を使う。


集まっているドレス姿の女たちに顔を向け、



「君らも隠してるんだよね?


さあさあ早くなゆたんを出して。


僕の寛容さに甘えちゃダメさ♪


いくら何でもオコオコぷんぷんしちゃうよ?」


すると、


黒いスーツを着た男がスッと現れた。


「お客様。


ここは嬢との憩いのひとときを楽しんで貰う場所


です。


この前のように、嬢にあからさまに破廉恥な行為


をされては…困ります。


ですからヴっ」


ゴッ



雄大は御託を並べる男の鳩尾(みぞおち)に拳を入れた。



いつも壁相手に穴を開けているから、


腕力はアスリート並みだ。


黒スーツは白目を剥き倒れ、ドレス姿の女たちから悲


鳴があがった。


「なゆたんは?


なゆたんを隠したら寛容な僕でも堪忍袋が


パンパンポーン!だよ!!」



イライラする。



なゆみ、可哀想に。


隠され僕と引き離されてるんだ。


「出せー!


なゆたん出せよぉ~~~」


悲しいがここは力ずくで奪うしかなさそうだ。



雄大は先ずおばさんを張り倒した。



「ぎゃっ!ななな何するの!


りおん!警察呼んで!早く!


ぎゃっ」



おばさんの着物を剥ぎ、


下半身を丸出しにしてやる。


本当はなゆたんとのラブラブnightのために


取っといたのに。


まぁ、直ぐ復活するけどね僕は凄いから。






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