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第34章 君に逢いたい

目を白くさせているなゆみを、


リビングに運び横たえた。


ふと見るとサラリーマンが半裸の汚い姿で


倒れている。


ムッとし、


「こんなヤツは要らないな。


待ってて、なゆみ。」


ひょいとサラリーマンを抱えて


キョロキョロする。


「あ、あそこだな」


バスルームらしきドアがある。


リビングの端にあるキッチンの抽斗（ひきだし）


をまさぐって包丁を持った。


「ちょっとだけ待っててね、なゆたん」


サラリーマンを抱え、


片手に包丁を持ちバスルームに入る。


サラリーマンをタイルに放り投げた。


雄大は怒りを込め、


包丁を持った手を振り下ろす。


「ふんっ！！！


ふんっ！！！こいつめ！！！


こいつめ！！！」


大量の血が飛び散る。


雄大は憎しみだけを込め包丁を振り下ろし


続ける。


ブシュウッ


腹が切れ、


腸がずるりとはみ出してきた。


「汚い男め！！！


僕のなゆたんに！！！


酷いことをして！！！」


ブシュッ


ブシュッ


血の塊があちらこちらに吹き飛ぶ。


しばらくし、


雄大は「これぐらいにしてやるゼ☆


さあ、なゆたんを助けなくちゃね」


包丁をポイっと投げ、


返り血を浴びたままの姿でリビングに戻る。


なゆみは自力で座ったらしく、


ゆっくりと雄大を振り返った。



「んぎゃあああああああーーーーー」



血まみれの雄大を見た瞬間、


再び絶叫し倒れた。



口から泡を吹き、


失禁したらしくスカートに水溜まりが広がっていく。