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あんなこんなエロ短編集
第35章 禁断の蜜~先生に貫かれて~
『濡れてんだろ?くくっ』


くぐもった笑い声。


「えっ…………は?!あ!


はい!!」


やば。はい!って言っちゃった。


『ぶはっ(笑)はいかよ!


ヤバい面白いんだけどお前』


Drたちが持ってる院内用携帯から


かけているらしい。


「あ………いえ。


すみません間違えました………」



『バカ、


間違えなくてOK。


俺明日の日曜夜勤だからその前なら外いいから』


「は………はい。」


外って………外デートだよね?


『じゃ16時くらいに○○駅前』


胸が高鳴る!


初めてだ、外で会うなんて。


『…のホテル《whitemoon》ね』


「…………は…………


はあ?!」


驚きで大声が出てしまい、


室内にいる秘書たちが一斉にぎょっとあたしを


見た。


「あ!いえ!


了解致しました。はい。失礼致します」


《whitemoon》て…………


名前からしてラブホじゃないの…………



TELを切る。



「香納さん、


どうかしたの?相川Dr何て?」



しょう子が必死に訊いてきた。


秘書のミスは室長の責任になる。


あたしは笑顔を作り、


「何かと思ったら父が外科に鎮痛剤と湿布


頼んだらしいんです。それを取りに来て下さいって。


たぶん転ぶかどこかに落ちるかしたんじゃない


ですか?」わざと蓮っ葉に言う。




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