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あんなこんなエロ短編集
第35章 禁断の蜜~先生に貫かれて~

皆が安堵したようにクスクス笑う。
「副院長先生でも転ぶんですね?
あんなにきびきびしてるのにー」
一人が言うと更に皆笑った。
あたしは誰にも見えない位置で拳をぎゅっと握り締め
た…………………
*********************
『あのー、外科部長室ってどちらでしょう?』
ーーー2年前、春。
秘書室に就職したあたしは迷子になっていた。
G病院は元々は小さな規模で、
新しい科やリハビリテーションなどを新設
するたび増築したから
どこに何の科があるのかわかりづらい。
書類を届けるため外科にやっとたどり着いたものの部
長室が見当たらなくて焦っていた。
だから通りすがりの白衣を着た人に
尋ねた。
『あー………
部長室はね、今……………。
まあいっか。
日頃の仕返し』
『はい?』意味不明な言葉にあたしは首を傾げた。
『いや、この廊下真っ直ぐいって右→左→右だよ』
『あ、ありがとうございます!』
名札に『外科Dr 相川優(ゆう)』とある
その医者はにっこり笑って左手を振った。
あたしはドキッとした。
左手薬指に光る指輪にがっかりしながら。
「副院長先生でも転ぶんですね?
あんなにきびきびしてるのにー」
一人が言うと更に皆笑った。
あたしは誰にも見えない位置で拳をぎゅっと握り締め
た…………………
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『あのー、外科部長室ってどちらでしょう?』
ーーー2年前、春。
秘書室に就職したあたしは迷子になっていた。
G病院は元々は小さな規模で、
新しい科やリハビリテーションなどを新設
するたび増築したから
どこに何の科があるのかわかりづらい。
書類を届けるため外科にやっとたどり着いたものの部
長室が見当たらなくて焦っていた。
だから通りすがりの白衣を着た人に
尋ねた。
『あー………
部長室はね、今……………。
まあいっか。
日頃の仕返し』
『はい?』意味不明な言葉にあたしは首を傾げた。
『いや、この廊下真っ直ぐいって右→左→右だよ』
『あ、ありがとうございます!』
名札に『外科Dr 相川優(ゆう)』とある
その医者はにっこり笑って左手を振った。
あたしはドキッとした。
左手薬指に光る指輪にがっかりしながら。

