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第35章 禁断の蜜～先生に貫かれて～

「あはは。


今日は楽しもうと思ってさ、いつも以上に♪


適当にいたぶってやってよ？


君たち♪」


（君たち！？誰か……いるっていうの！？）


あたしは恐怖で背中が粟立った。


「暗闇は酷過ぎるかな？


じゃあ、HANNA?Turn on the light？
（ハンナ、灯りを点けて）」


薄明かりがぼんやり点いた。


「ひっ…………！！！」


見ると浮浪者のようなみすぼらしい格好の


男が二人、


ゾンビのようにしづかに近寄ってくる。


人間だ。


どこからどう見ても生身の人間ーーー………


髭は伸びて絡まり髪もボサボサで悪臭が


した。


皮膚は異様に白く、


しかし肌艶は良いようだ。


「なんで………？


まさか、凪…………この人たちずっとここ


で？？」


上に向かって言うと凪は「ご明察。


橋の下とかに不必要な人間いるでしょ？


連れてきて飼ってやってんだよ」


嬉しそうに言い放つ。


（ーーー狂ってる………


このコ、あたしが思うよりずっとずっと


イカれちゃってるわ！）


「理解できないって顔だね。


そいつらは自ら＜社会＞から離れたんだ。


衣食住なんて放棄したわけさ。


人間であることを拒否したやつらだよ？


じゃあ飼われただけ幸運でしょ？」


平然と言う。