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あんなこんなエロ短編集
第10章 another face

その声はわたしの耳にスッと入ってきた。
秋の終わりの夕暮れ。
ざわつく大型スーパーマーケットでは、
慌てて食材を買う主婦、
走り回る幼児、
仕事帰りに夕飯を調達しようというOL。
事務服のままデザートコーナーを物色している
わたし。
ーーー目の前のチェックシャツの男のセリフが
届いた。
「こっちか?いや……こっちかなぁ」
わたしは顔を上げて肩にかかった少し茶色い
髪をはらう。
今日は平日。
仕事場で上司からパワハラとしか思えないよう
な嫌がらせをうけイラついてる。
だから普段は控えている甘いスィーツを買お
うとスーパーマーケットに立ち寄ったのだ。
秋の終わりの夕暮れ。
ざわつく大型スーパーマーケットでは、
慌てて食材を買う主婦、
走り回る幼児、
仕事帰りに夕飯を調達しようというOL。
事務服のままデザートコーナーを物色している
わたし。
ーーー目の前のチェックシャツの男のセリフが
届いた。
「こっちか?いや……こっちかなぁ」
わたしは顔を上げて肩にかかった少し茶色い
髪をはらう。
今日は平日。
仕事場で上司からパワハラとしか思えないよう
な嫌がらせをうけイラついてる。
だから普段は控えている甘いスィーツを買お
うとスーパーマーケットに立ち寄ったのだ。

