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あんなこんなエロ短編集
第10章 another face

「いやでも、こっちかなぁ」
わたしは噴き出しそうになるのを堪えた。
チェックシャツの男性は色黒で、
どう見ても40歳過ぎーーーーー
そんな大の男がスイーツを選び兼ねているのが
可笑しい。
差し出がましいかと思ったが、
わたしは話しかけた。
「それとこれでしたら、
こっちのがミルクが濃厚で美味しいですよ」
男性はギョッと目を見開いたが、
すぐに「そうなんだ。どうもありがとう」と
微笑み返してきた。
「どうもこういう食べ物には疎くて。
買ってこいと言われて来たものの、分からなくてね」
目尻に皺が寄る。
「そうなんですか。
わたし、いつもこのスーパー利用してるので」
男性のセリフの冒頭には、
『妻が』と付くんだろう。
でも、その声は………………
わたしは噴き出しそうになるのを堪えた。
チェックシャツの男性は色黒で、
どう見ても40歳過ぎーーーーー
そんな大の男がスイーツを選び兼ねているのが
可笑しい。
差し出がましいかと思ったが、
わたしは話しかけた。
「それとこれでしたら、
こっちのがミルクが濃厚で美味しいですよ」
男性はギョッと目を見開いたが、
すぐに「そうなんだ。どうもありがとう」と
微笑み返してきた。
「どうもこういう食べ物には疎くて。
買ってこいと言われて来たものの、分からなくてね」
目尻に皺が寄る。
「そうなんですか。
わたし、いつもこのスーパー利用してるので」
男性のセリフの冒頭には、
『妻が』と付くんだろう。
でも、その声は………………

