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あんなこんなエロ短編集
第11章 少年少女も脱皮する
ーーーーー30分後。



ヤブキが部屋に来た。



私服だ。ユルめのTシャツにパンツ。



でもごつごつした部分はオトコ、だ。



あたしは椅子に座ったまま。



ヤブキをじっと見上げた。



「………遅い」



ヤブキはむっとして



「急いで来たんだけど?



で、何」



「しよう」



「…………はい?」



「セックスしよ」



「何で…?……この空気で?」



「いいから!」



あたしはヤブキの肩を掴み、



唇に唇を押し当てた。



「………ん………」



「ぷはっ、ちょっと待てよ」



「何よ」



「何よはこっちのセリフだよ。



いきなり何だよ」




「………………あのさ。


あたし、あんたのこと好きかどうかよく



わからないんだ」



「…………ああ。」



ヤブキは俯く。



「けど、カナトかっこいいって思うくらいあん



たのこととかっこいいって思っちゃった」





「…思っちゃったって余計じゃね?……」




「ちゃったんだから仕方ないでしょ!



分からないんだもん、一緒にいて楽しくて



気が合って嬉しくて。



誰にも言えないようなこと言えるなんて」



「………………………」



「そりゃ、あたしはこんなだし。



男子っぽいし、あんたみたいに成績よくないしさ。



下の下だよ?



子供っぽいしさ。けど……」




「ちょっと待て。



今俺のこと好きみたいに言わんかった?」



「へ?



言ってないよ」



「言ってるじゃん。



一緒にいて楽しくて、気が合って嬉しい



って。要は好きってことでしょ」



あたしは虚をつかれた。



「え、そうなの??」



「そうだよ!誰にも言えないことが


俺には言えるんだろ?」



あたしは首から上が熱くなった。



(そういうことなの?)












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