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性用占精術 秘密のセックス鑑定
第8章 スコーピオの女 情欲の章
「柏木。愛人を作るなとは言わんがな。リカと別れるってのはどういうつもりでい。
来年にはおめえの子が生まれるんだぞ。リカも軽い浮気なら許すって言ってるんだ」
「オヤジ……。お願いです。リカとは終わりにさせてください」
「邦弘っ、リカはハンコ押さないからね!ねえ、パパこの二人を懲らしめてやってよ。ほかの若いもんに示しつかないっしょ」
赤茶けた乾燥気味のパーマヘアを弄びながら、リカは組長に猫なで声を出す。
「おめえがこの女と手を切らねえと言うんなら、女のほうから切らせてやろう。おいっ」
三人組の男に組長が声を掛けると、男たちはさっと柏木を押さえつけ縛り上げた。
「くそっ、なにしやがるっ」
更に組長が顎をしゃくると、ぞろぞろと四人ほど半裸のいかつい男たちが部屋に入ってきた。
背中に彫り物があるものもいる。
「リカはあっちに行ってろ。――まわしてやんな」
「やめろおおおおおおおおおおお」
悲痛な柏木の叫び声が聞こえる。
僕はこの状況に対して何一つできる行動がなかった。――ただ見ているしかないのか。
来年にはおめえの子が生まれるんだぞ。リカも軽い浮気なら許すって言ってるんだ」
「オヤジ……。お願いです。リカとは終わりにさせてください」
「邦弘っ、リカはハンコ押さないからね!ねえ、パパこの二人を懲らしめてやってよ。ほかの若いもんに示しつかないっしょ」
赤茶けた乾燥気味のパーマヘアを弄びながら、リカは組長に猫なで声を出す。
「おめえがこの女と手を切らねえと言うんなら、女のほうから切らせてやろう。おいっ」
三人組の男に組長が声を掛けると、男たちはさっと柏木を押さえつけ縛り上げた。
「くそっ、なにしやがるっ」
更に組長が顎をしゃくると、ぞろぞろと四人ほど半裸のいかつい男たちが部屋に入ってきた。
背中に彫り物があるものもいる。
「リカはあっちに行ってろ。――まわしてやんな」
「やめろおおおおおおおおおおお」
悲痛な柏木の叫び声が聞こえる。
僕はこの状況に対して何一つできる行動がなかった。――ただ見ているしかないのか。