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性用占精術 秘密のセックス鑑定
第9章 サジタリアスの女 飛翔の章
 若菜はランダムにやってくる。ただし日が高い間だけだ。
キスを交わしてからは堰き止められた水が流れ出すように、感情が溢れだしお互いを求めた。

「ここで抱き合いたい」
「寒くない?」

「平気」

 古い大木を抱えて若菜は深呼吸をし、茂る枝を見上げた。後ろからそっとウィンドブレーカーのジッパーをさげ、中のシャツをたくし上げた。ブラジャーはつけていなかった。
 小ぶりな丸い乳房を優しくもみしだく。

「気持ちいい」

スエットのズボンを下ろし、小さなパンティの上から敏感な花芽を探る。薄手でシンプルな生地の上から、さりげない花芽はすぐに探り当てられた。
 指先で回転させると甘い吐息が漏れ始める。

「あふんっ」

小さく固く尖った花芽を更にこすり上げると「あっあっあっああああっ」と尻を震わせ若菜は達した。
 パンティの中に手を入れると、深い森のような茂みが指先に絡み、もう少し侵入すると溢れ出る泉が指先を濡らす。

「すごく濡れてるよ……」

「ああ……。嫌だ、恥ずかしい」

 顔を紅潮させ恥じらっているのに、彼女の下半身は腰を僕の方へ『やってください』と言わんばかりに突き出し、擦り付ける。
 その矛盾した姿が哲学的な観念と肉体の欲求を同時に持ち合わせている、人馬姿のケンタウロスを思い起こさせる。

 ぐいっとズボンをパンティごとさげて丸い尻を出させる。
後ろを振り返りながら、若菜はこれからの快感の期待に身震いをしながら、荒く息をしてこちらを見つめた。

「挿れるよ」

 くびれた腰を持ち亀頭で、深い茂みをかき分けながら潤いの源泉へ、ずぶずぶと肉棒を突き入れる。

「あふううううっ、か、硬くて、き、きもち、いっいい」

「ああ。いい具合だ。熱くて……うねってる」
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