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性用占精術 秘密のセックス鑑定
第11章 アクエリアスの女 変革の章
立ち上がり、残りの作品も眺めた。後半部部になると珍しく人物も一緒に撮られている。
自然と一体化したようなスレンダーな少年のようだ。何枚か同じ人物が被写体として含まれているのでモデルかもしれない。――エンジェルオークか……。
まさしく天使の様な少年と、大きな樫の木が幽玄の世界を描き出している。
ぼんやりと見つめていると会場に人が増え、ざわめきを感じたので写真集を購入し出ようかと考えた、その時「星樹さん!」と声がかかった。
若菜だ。
「個展、おめでとう」
「きてくれたのね。ありがとう」
髪が少し伸び、日焼けをしていたが好奇心に満ちた、若々しい黒い目は変わっていなかった。
個展と言うことで彼女は淡いクリーム色のパンツスーツ姿で、すでに独特の作家の雰囲気を醸し出している。
もう別世界の人のような気がする。
彼女の二、三歩あとに中性的な雰囲気の少年が立ってこちらをじっと見つめる。
それに気が付き若菜から視線を逸らすと「ああ。紹介するわ」と、少年を自分の横に立たせた。
自然と一体化したようなスレンダーな少年のようだ。何枚か同じ人物が被写体として含まれているのでモデルかもしれない。――エンジェルオークか……。
まさしく天使の様な少年と、大きな樫の木が幽玄の世界を描き出している。
ぼんやりと見つめていると会場に人が増え、ざわめきを感じたので写真集を購入し出ようかと考えた、その時「星樹さん!」と声がかかった。
若菜だ。
「個展、おめでとう」
「きてくれたのね。ありがとう」
髪が少し伸び、日焼けをしていたが好奇心に満ちた、若々しい黒い目は変わっていなかった。
個展と言うことで彼女は淡いクリーム色のパンツスーツ姿で、すでに独特の作家の雰囲気を醸し出している。
もう別世界の人のような気がする。
彼女の二、三歩あとに中性的な雰囲気の少年が立ってこちらをじっと見つめる。
それに気が付き若菜から視線を逸らすと「ああ。紹介するわ」と、少年を自分の横に立たせた。