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性用占精術 秘密のセックス鑑定
第11章 アクエリアスの女 変革の章
 大人しく静かにトモは寝室についてきた。カーテンを引き、薄暗くしてからベッドに腰かけ、トモに横に座る様に促した。

「経験はあるの?」
「男の人とはないよ」

 どうやら完全に同性愛者のようだ。それなのに、男の僕と身体を重ねようと思うには相当の決心があるのだろう。

「ボクに好きにさせてくれないかな、あなたのこと」

 彼女の真剣な表情に僕は了承せざる負えなかった。また彼女が納得すれば、問題は早期解決するのだろうとも思っていた。

「いいよ。君がいいと思うまで」


 僕は眼鏡をサイドボードに置き、軽く衣服を緩めベッドに横たわった。彼女はダッフルコートを脱ぎ、ハイネックのニットも脱ぎ捨てた。
下着はつけていない。

 暗がりに白い肌がぼんやり浮かび上がる。女性にしては肩幅は広めで、しっかりしたデコルテだ。
胸はかろうじてふくらみがあるのだろうか?眼鏡を外してしまったので、はっきり見えないがほとんど平らに見える。

 ボトムはそのままにし、横たわる僕の上に身を乗り出してきた。僕のシャツのボタンを外しスラックスもおろし、更にはボクサーショーツも剥ぎ取り全裸にした。

 彼女は『タチ』なのだろう。男が女にするように僕を扱う。
 目を閉じて抗わずされるがまにトモの愛撫を受ける。首筋から肩、胸から乳首まで優しくなぞる様に彼女の指先と舌が這う。
まだ力のないペニスをそっと両掌で包み揉みしだく。

「やっぱり男の人のって大きんだね」

 相変わらず謎めいた言い回しに引っかかり、彼女の手付きがやけに慣れている様子に矛盾を感じながら複雑な思いが生じていた。

「うっ」

 段々硬度を増していく肉棒を自然にしごかれ、思わずうめいた。

「気持ちいいの?」

「あ、ああ。君は男とは経験がないと言う割に器用だな」

 ふっと謎の微笑を浮かべ、トモは大きくなった僕のペニスを見て満足げだ。
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