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性用占精術 秘密のセックス鑑定
第12章 ピスケスの女 奉仕の章
「あー。桃香。お茶いれてくれないか」
なぜだか、ここのところやけに桃香のいれたお茶が欲しくなる。昔カフェイン中毒だったころの症状に近い。
ただ今は桃香のいれる茶なら何でもいいのだ。
薫り高い紅茶が運ばれる。水色も綺麗なオレンジ色だ。
「ありがとう。最近なんだかお茶中毒のようだよ」
桃香はにっこり笑って僕のそばに座る。
「ねえ。緋月さん。そろそろあたしたち、一緒になった方がいいと思いませんか?」
「一緒って?」
「仕事も男女関係も全部。あたしと緋月さんが一緒になれば、すごいことが出来ると思うんです」
今日の桃香はいつもと様子が違う。
「ん? 僕たちはいわば師匠同士が結び付けた兄妹弟子のようなものだよ。家族も同然だ。
君がもっと活躍したいっていうなら協力は惜しまないけど」
甘いフルーツの香りが漂ってくる。
「ねえ。緋月さん。小百合先生と蘭子先生はどうして一緒に事業を起こしたりしなかったかわかります?」
「占い師同士で徒党を組むってあんまりないからね」
「もうそんな時代じゃないと思いませんか? あたしたちが男と女ってことに大きな意味があると思うんです」
段々香りが熟したように強くなってくる。桃香はいつもの柔らかい雰囲気から、重々しく存在感を増していく。
そしていつの間にか僕の上に、足を開いて対面座位の格好で座っていた。
「どうしたんだ。いきなり」
ぽってりとした唇が迫ってくる。顔を背けようとしたが吸い込まれているように視線が外せない。
「う、うむむ、ふっ、うむ」
なぜだか、ここのところやけに桃香のいれたお茶が欲しくなる。昔カフェイン中毒だったころの症状に近い。
ただ今は桃香のいれる茶なら何でもいいのだ。
薫り高い紅茶が運ばれる。水色も綺麗なオレンジ色だ。
「ありがとう。最近なんだかお茶中毒のようだよ」
桃香はにっこり笑って僕のそばに座る。
「ねえ。緋月さん。そろそろあたしたち、一緒になった方がいいと思いませんか?」
「一緒って?」
「仕事も男女関係も全部。あたしと緋月さんが一緒になれば、すごいことが出来ると思うんです」
今日の桃香はいつもと様子が違う。
「ん? 僕たちはいわば師匠同士が結び付けた兄妹弟子のようなものだよ。家族も同然だ。
君がもっと活躍したいっていうなら協力は惜しまないけど」
甘いフルーツの香りが漂ってくる。
「ねえ。緋月さん。小百合先生と蘭子先生はどうして一緒に事業を起こしたりしなかったかわかります?」
「占い師同士で徒党を組むってあんまりないからね」
「もうそんな時代じゃないと思いませんか? あたしたちが男と女ってことに大きな意味があると思うんです」
段々香りが熟したように強くなってくる。桃香はいつもの柔らかい雰囲気から、重々しく存在感を増していく。
そしていつの間にか僕の上に、足を開いて対面座位の格好で座っていた。
「どうしたんだ。いきなり」
ぽってりとした唇が迫ってくる。顔を背けようとしたが吸い込まれているように視線が外せない。
「う、うむむ、ふっ、うむ」