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性用占精術 秘密のセックス鑑定
第3章 ジェミニの女 好奇心の章
 重い漆黒の扉をけると、すでにタクシーが停まっていたので乗り込んだ。どこがいいかと少し考えている間にチセが「インター下の『ニュースター』お願いします」と運転手に声を掛けていた。
短く「えっ」と声をあげたが、チセは素知らぬ顔をし、年配の運転手は「はあい」と愛想よく返事をし発進した。――ニュースターなんて店聞いたことがないな。

 あっという間に到着して車を降りると、目の前にラブホテルがあった。

「ちょっとチセちゃん。どういうつもり?」
「今度ラブホ特集するんで調査ですよ。ほら一人じゃ入りにくいじゃないですかあ」
「いやいや。『ミートゥー』でそんな特集しないでしょ?」
「やっぱばれました?でも、こんなとこで揉めてたら変に思われますよ? 早くこっちこっち」

 強引に手を引かれホテル内に入ってしまった。ため息をついていると、チセは楽しそうに部屋のパネルを眺め声を掛けてくる。

「見てみて、かわいいー。せんせ? 今頃のラブホってエッチするだけじゃないんですよ? カラオケとか映画とか。パーティーだってできるし。全然イヤらしくないでしょう?」
「まあ今どきはそうだよね」

 先月牛島夫妻とのラブホテルでの出来事を思い出し、ぼんやり答えると「あ、なんか。先生、最近来た事ありそうな言い方ですね」と、鋭く突っ込まれた。
「いや、なんか、なにかのニュースで見た気がして……」

 しどろもどろの僕に不審な目を向けて「ふーん。ま、いいですけど。ここ行きますよー」とお構いなしで部屋を選び、さっさと行ってしまった。――帰るとまずいだろうか。

 見失わないようについていった。
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