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性用占精術 秘密のセックス鑑定
第3章 ジェミニの女 好奇心の章
クリーム色の扉を開き、チセは中から手を振って「はやくはやく」と僕を急かす。ため息混じりに頷いて中に入った。
「うわっ」
あまりの明るさに目がくらんだ。
「これぐらい明るいと真昼間の公園って感じですね」
笑いながらチセは大きなやはりクリーム色のベッドに座って、スプリングを確かめながら弾んだ。
「そうだねえ。いきなり昼間になったような気分だよ」
部屋を見渡しているとチセはクローゼットから何やら衣装を取り出してくる。
「どう? せんせ。似合う?」
ナース服だ。
「んん? コスプレ?」
「そうそう、ここコスプレありみたい。ほらまだありますよー」
懐かしいセーラー服とヒョウ柄の着ぐるみのような衣装を引っ張り出しチセは身体に当てた。
「まあ、可愛いね」
「まーた。興味なさそうですね」
「う、うん。あんまり興味ないかな。ごめんね」
ふくれて彼女は衣装を戻した。そしておもむろに僕に近づき両手を包み込むように握り、目を覗き込んできた。
「先生ってどんなタイプの女性が好きなんですか?」
まっすぐに邪気のない好奇心が見える瞳だった。
「わからない」
正直に答えた。
「占い師なのに?」
「うん。なんでだろうね」
「人のことはよくわかるのに変ですね」
「だね」
チセは手を握ったまま目を伏せ「アタシのこと教えてください」と、呟いた。
「前に鑑定してあげたじゃない」
「ううん。もっと深く。セックスのことが知りたいの。アタシの。どうしても集中できなくて」
「気持ちよくないの? 痛いとか」
「いえ。どっちかっていうと気持ちいいと思います。でもなんか飽きちゃう」
「相手がおんなじことばっかりやってるのかもよ。そんなに気にすることないって」
「お願い、せんせ。抱いて。もっと深く感じてみたいの。先生ならできると思う」
淫靡さがまるでない、真摯な目が僕を貫く。
「だめだよ。彼氏だっているんだから」
「ううん。もう別れたちゃった。あと、アタシ仕事もやめました。来週からしばらくアメリカに行くんです」
「えっ」
急な話に驚いて、チセを見返した。
「うわっ」
あまりの明るさに目がくらんだ。
「これぐらい明るいと真昼間の公園って感じですね」
笑いながらチセは大きなやはりクリーム色のベッドに座って、スプリングを確かめながら弾んだ。
「そうだねえ。いきなり昼間になったような気分だよ」
部屋を見渡しているとチセはクローゼットから何やら衣装を取り出してくる。
「どう? せんせ。似合う?」
ナース服だ。
「んん? コスプレ?」
「そうそう、ここコスプレありみたい。ほらまだありますよー」
懐かしいセーラー服とヒョウ柄の着ぐるみのような衣装を引っ張り出しチセは身体に当てた。
「まあ、可愛いね」
「まーた。興味なさそうですね」
「う、うん。あんまり興味ないかな。ごめんね」
ふくれて彼女は衣装を戻した。そしておもむろに僕に近づき両手を包み込むように握り、目を覗き込んできた。
「先生ってどんなタイプの女性が好きなんですか?」
まっすぐに邪気のない好奇心が見える瞳だった。
「わからない」
正直に答えた。
「占い師なのに?」
「うん。なんでだろうね」
「人のことはよくわかるのに変ですね」
「だね」
チセは手を握ったまま目を伏せ「アタシのこと教えてください」と、呟いた。
「前に鑑定してあげたじゃない」
「ううん。もっと深く。セックスのことが知りたいの。アタシの。どうしても集中できなくて」
「気持ちよくないの? 痛いとか」
「いえ。どっちかっていうと気持ちいいと思います。でもなんか飽きちゃう」
「相手がおんなじことばっかりやってるのかもよ。そんなに気にすることないって」
「お願い、せんせ。抱いて。もっと深く感じてみたいの。先生ならできると思う」
淫靡さがまるでない、真摯な目が僕を貫く。
「だめだよ。彼氏だっているんだから」
「ううん。もう別れたちゃった。あと、アタシ仕事もやめました。来週からしばらくアメリカに行くんです」
「えっ」
急な話に驚いて、チセを見返した。