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性用占精術 秘密のセックス鑑定
第5章 レオの女 権力の章
「今日もよろしくお願いいたします」
教室の一番後ろに獅童麗子が座って、こちらを品定めするように眺めている。――よし。戦闘開始だ。
「えーっと、今日は以前お話していました、セクシャリティについての講座内容になります。もし失言がありましたらお許しください。セクハラするつもりは全くありませんから」
慎重に発言すると、十数名の生徒はどっと笑って目配せをしてきた。
今の生徒はすべて女性で、年代は様々だが最低でも一年以上の関わりがあるため、ある程度僕のことは信頼してくれているようだ。
しかし今回の内容はセックスに関することなので、いつもより言葉に注意しようと気を引き締めた。
「ではある女性のホロスコープを用意しています。まずは外見や性格、恋愛傾向、職業の適性など、前から順番にわかる範囲で答えてもらいますね。
えっと伊藤さんから」
「えーっと外見は派手で、人目を惹くと思います。プライドも高そうです」
「いいね。どんどんいこうか。大島さん、どうかな」
「そうですねえ。女王様タイプなので頭を下げる仕事は絶対無理かな。」
このホロスコープの持ち主のことを、彼女たちは口々に言い始める。後ろの席で聞いている麗子が、厳めしい顔でこちらを睨んでいる。そう、このホロスコープは麗子のものだ。
「はい。みなさん、いいですよ。流石、勉強熱心な方ばっかりですね。そろそろ僕の教えることなくなってきちゃったかな」
「やだあ、先生」
「あはは。まだまだですってえ」
「もっと詳しく知りたいですう」
女性だけの教室は賑やかで華やかだ。
教室の一番後ろに獅童麗子が座って、こちらを品定めするように眺めている。――よし。戦闘開始だ。
「えーっと、今日は以前お話していました、セクシャリティについての講座内容になります。もし失言がありましたらお許しください。セクハラするつもりは全くありませんから」
慎重に発言すると、十数名の生徒はどっと笑って目配せをしてきた。
今の生徒はすべて女性で、年代は様々だが最低でも一年以上の関わりがあるため、ある程度僕のことは信頼してくれているようだ。
しかし今回の内容はセックスに関することなので、いつもより言葉に注意しようと気を引き締めた。
「ではある女性のホロスコープを用意しています。まずは外見や性格、恋愛傾向、職業の適性など、前から順番にわかる範囲で答えてもらいますね。
えっと伊藤さんから」
「えーっと外見は派手で、人目を惹くと思います。プライドも高そうです」
「いいね。どんどんいこうか。大島さん、どうかな」
「そうですねえ。女王様タイプなので頭を下げる仕事は絶対無理かな。」
このホロスコープの持ち主のことを、彼女たちは口々に言い始める。後ろの席で聞いている麗子が、厳めしい顔でこちらを睨んでいる。そう、このホロスコープは麗子のものだ。
「はい。みなさん、いいですよ。流石、勉強熱心な方ばっかりですね。そろそろ僕の教えることなくなってきちゃったかな」
「やだあ、先生」
「あはは。まだまだですってえ」
「もっと詳しく知りたいですう」
女性だけの教室は賑やかで華やかだ。