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性用占精術 秘密のセックス鑑定
第5章 レオの女 権力の章
 バスルームは想像よりも広くはなかったが、円形のバスタブにジャグジーがついており、シャボンの泡がせり上がっていた。麗子は海面のスポンジで、僕の身体を円を描くように撫でながら洗う。

「これは、ご褒美ですかね」
「あら、奉仕のつもりなんだけど」

 嫣然と微笑む彼女ほど、奉仕が似合わない人はないと思い笑っていると、「じゃ、あなたがなさいな」とスポンジを手渡された。

「はい、グィネヴィア様」

 後ろから彼女を抱える格好で、隅々まで張りのある若々しい身体を堪能しつつも、僕は仕える喜びを感じていた。母性とはまた別の安堵感だ。

「ねえ、またできるかしら?」

 後ろ手に首に手を回し、獲物を狙うような目つきを麗子が見せる。

「できなくもないですが、さっき以上のことは無理です」
「あら、そうなの。残念ね」

「元々精力的ではないですし、性技に長けてるわけでもないですから」
「へえ。そうなの?」

「多少、対策が立てられるだけで……」
「あら、もう少し自信を持ちなさいよ。素敵だったわ」

 くるりと振り向き唇を重ねてくる麗子は、与えるような口づけをしてくる。舌先を吸っていると麗子の手が、力を失くしたペニスに触れてくる。

「ほら、立たせなさい」
「あ、う……」

 泡のぬめりと手によるしごきで、段々と力を帯びてくる。

「立派になったわ」

 麗子は立ち上がりバスタブに手を突き、僕の顔の前に尻を突き出した。
むき出しになったラビアはヌメヌメと波打ち、怪しい赤貝のようだ。

「あ、あの。麗子さん」

「あなたがしたいように動いておイキなさい。ご褒美よ」
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