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性用占精術 秘密のセックス鑑定
第7章 ライブラの女 バランスの章

数分歩くと「待って」と美佳から呼び声がかかった。
「ねえ。もう少し遊びましょうよ」
気軽そうに声を掛ける彼女に、苛立ちを感じながら思わず「ホテルにだったら行ってもいいよ」と言ってしまった。
心の中でしまったと思ったが、美佳はケロっとした様子で「いいわよ」とすぐにタクシーを止め、乗り込んだ。
美佳はすまし顔で運転手に「一番近いラブホお願い」と言い、窓の外の流れる景色を見ている。
どうにでもなれと、半ばやけになり彼女に合わせた。
美佳が選んだ部屋は、久しぶりに見るギラギラとしたけばさを感じさせる、極彩色のピンクと紫で埋め尽くされている。
「せっかくだし、日常と関係ない感じじゃないとね。シャワー浴びてきます」
手際よくあっさりとバスルームへ向かった彼女を見送り、僕はベッドに寝ころんだ。目にちかちかする色合いを見ていると、自分が道化師にでもなったかのように感じてくる。
「お待たせ。あなたは?」
濃いピンクのバスタオルを巻きつけた身体で、僕の上に馬乗りになりネクタイを外す。
「浴びてくるよ」
薄いブルーのネクタイを彼女に渡してシャワーを浴びに行った。
「ねえ。もう少し遊びましょうよ」
気軽そうに声を掛ける彼女に、苛立ちを感じながら思わず「ホテルにだったら行ってもいいよ」と言ってしまった。
心の中でしまったと思ったが、美佳はケロっとした様子で「いいわよ」とすぐにタクシーを止め、乗り込んだ。
美佳はすまし顔で運転手に「一番近いラブホお願い」と言い、窓の外の流れる景色を見ている。
どうにでもなれと、半ばやけになり彼女に合わせた。
美佳が選んだ部屋は、久しぶりに見るギラギラとしたけばさを感じさせる、極彩色のピンクと紫で埋め尽くされている。
「せっかくだし、日常と関係ない感じじゃないとね。シャワー浴びてきます」
手際よくあっさりとバスルームへ向かった彼女を見送り、僕はベッドに寝ころんだ。目にちかちかする色合いを見ていると、自分が道化師にでもなったかのように感じてくる。
「お待たせ。あなたは?」
濃いピンクのバスタオルを巻きつけた身体で、僕の上に馬乗りになりネクタイを外す。
「浴びてくるよ」
薄いブルーのネクタイを彼女に渡してシャワーを浴びに行った。

