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お兄ちゃんといっしょ
第9章 第9章
「ふーん、補導ねぇ…なにやらかしたの?」

 それでもお兄ちゃんはおばあちゃんちに車を走らせているようだった。

「…万引き」

 正直に答えると、お兄ちゃんは「エッ」と驚き、それから「マジで言ってんの?」と尋ねた。

「一回だけ警察に連れてかれたこともある」

 正直に答えると、一瞬の間を置いてお兄ちゃんは大笑いした。
 目尻に涙を浮かべるほど。


「なんで笑うの」
「いや、だってさ、万引きでケーサツなんか、よっぽど下手じゃないと…ほんと向いてねぇなぁ」


 反論の言葉すら浮かばない。
 お兄ちゃんは相変わらず笑い続けていた。


「で?ちなみに、何盗ったの?」
「……。」
「ごめんごめん、悪かったて。今度は絶対笑わないから」
「…ヘアゴム」


 約束をいとも簡単に破り、お兄ちゃんは私を大笑いした。




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