この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
お兄ちゃんといっしょ
第9章 第9章
「奈々はたぶん、俺らのお父さんとお母さんみたいにさぁ、ちゃんとした会社で働くとか…
 そうそう、ばあちゃんみたいに、ヘルパーさんにでもなって、施設に入れられてる重度の障害者の役に立てるような、そういう優しい大人になるのが向いてるよ」



 青信号。
 発進する車の助手席で私は膝を立てて小さく丸まり身を固くした。

 おでこにくっついた膝は汗で湿っていた。


「…俺は奈々と違って遅咲きだったから、初めて警察につれてかれたのは、中一んときだった」


 お兄ちゃんの話だけが、滑り込むように耳の中に入ってくる。
 
/347ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ