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お兄ちゃんといっしょ
第10章 第10章
ハレの日…?
あと一時間しないうちに、私は知らないオッサンに、身体を触られる。
それは、ハレの日ってことなのだろうか。
考えたら不安になるから、考えないようにする。
私は黙ってお兄ちゃんに近付き、背後から両腕を回すと、その逞しい背中にゆっくり抱き着いた。
ジャイ親子は楽しげにダサい服をカゴに入れて、レジに行ってしまった。
周りには、誰もいない。
「服より、パンツとか、ブラがほしい」
お兄ちゃんのおへそのあたり。
ティシャツを握りしめる手が汗ばんでいる。
「…とっておきの可愛い下着きてんの、見てもらいたいから」
その私の手を上から覆うように握りしめる、大きな手のひらは。
「…おうちに、帰ってから」
もっと、汗ばんでいた。
あと一時間しないうちに、私は知らないオッサンに、身体を触られる。
それは、ハレの日ってことなのだろうか。
考えたら不安になるから、考えないようにする。
私は黙ってお兄ちゃんに近付き、背後から両腕を回すと、その逞しい背中にゆっくり抱き着いた。
ジャイ親子は楽しげにダサい服をカゴに入れて、レジに行ってしまった。
周りには、誰もいない。
「服より、パンツとか、ブラがほしい」
お兄ちゃんのおへそのあたり。
ティシャツを握りしめる手が汗ばんでいる。
「…とっておきの可愛い下着きてんの、見てもらいたいから」
その私の手を上から覆うように握りしめる、大きな手のひらは。
「…おうちに、帰ってから」
もっと、汗ばんでいた。