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お兄ちゃんといっしょ
第10章 第10章
「いつとったの!?ぜんぜんわかんなかった!」
興奮する私に、お兄ちゃんは冷静に言った。
「お前には出来ないだろ」
説教なのか自慢なのか分からないけれど、私はやはり関心するだけだった。
「プロのスリ師なんかもっとすげーよ。ズボンのケツにぶっさしてる財布抜かれたって、まったく気付かないくらいなんだから」
そんな話をしているあいだに、あっという間に車は駅に到着した。
「そのワンピース着てけよ。ロリコンウケ間違いなしだから」
駅の目の前のバスロータリーに入る手前で、お兄ちゃんは車を一時停車した。
指差す方…つまり何枚もの少女服が積み重なっている私の膝の一番上。
赤いチェックの丸袖シャツと、薄いブルーのデニム地スカートがくっついた、いかにもティーンズらしいワンピースを、お兄ちゃんは指差していた。
興奮する私に、お兄ちゃんは冷静に言った。
「お前には出来ないだろ」
説教なのか自慢なのか分からないけれど、私はやはり関心するだけだった。
「プロのスリ師なんかもっとすげーよ。ズボンのケツにぶっさしてる財布抜かれたって、まったく気付かないくらいなんだから」
そんな話をしているあいだに、あっという間に車は駅に到着した。
「そのワンピース着てけよ。ロリコンウケ間違いなしだから」
駅の目の前のバスロータリーに入る手前で、お兄ちゃんは車を一時停車した。
指差す方…つまり何枚もの少女服が積み重なっている私の膝の一番上。
赤いチェックの丸袖シャツと、薄いブルーのデニム地スカートがくっついた、いかにもティーンズらしいワンピースを、お兄ちゃんは指差していた。