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お兄ちゃんといっしょ
第11章 第11章
…処女のまま帰った私を、お兄ちゃんは認めるだろうか。
クーラーが効いて適温のはずの室内。
なのに、汗が止まらない。
「ほら、はーやーくぅ〜」
ひふみっくすが急かす。
もし逃げたら。
お兄ちゃんは私と、またキスしてくれるだろうか…?
考えはじめた途端、息が苦しくなる。
はっ、はっ。
…あぁ。
どうしよう。
は、はっ、は、は…。
いやだ。
この感じ。
吸えない。
吸えてない。
さっき空気吸えたのいつだったんだろう。
はっ、はっ、はっ…。