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お兄ちゃんといっしょ
第14章 第14章
 誠太郎はしきりに頭髪のセットが乱れていないか確認しながら、さきほど目隠し用に使ったネクタイを締めた。
 よく見るとそれは、バーバリーのものだった。
 


「食あたりは治った。これから仕事行く」



 そんなことを言いながら、身なりを整え、外していたオメガを左手につけ、まるで少女なんて抱かなかったかのような顔で、誠太郎は煙草に火を着けた。
 夢…悪夢…から醒めたような気持ちだった。
 誠太郎の横で、じっくり観察されながら、私も黙って服を着た。



「…奈々ちゃんは、神待ちではないの?」



 エレベーターの中で誠太郎は階ボタンを見つめながら、囁くように私に尋ねた。
 しかし、私には質問の意味が分からなかった。
 首を傾げると、 



「うん、分かった」



 と、誠太郎は勝手に納得していた。



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