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第17章 第17章

　黒縁メガネはすぐにスマホをいじりはじめた。
　黒縁メガネは画面を見つめたまま、

「ねぇ、何人までやったことある？」

　と私に尋ねたけれど、私はその意味がよく分からなかった。

「記録更新すんじゃない」

　ニキビ面もそう言うとスマホをいじりはじめた。


「よし、グループLINEしといたから、エイトんちの住所はっつけといて」

「おけー」

「今日はいい日だか悪い日だかわかんねぇな」
　
「ははは、間違いないわ」

「じゃ行くか」