この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
お兄ちゃんといっしょ
第19章 第19章
遥輝はしばらく、無言で何度か頷いていた。
口元は三日月型に歪んで、歯が見えていた。
遥輝の指先が奥歯を離れ、一度引き抜かれ、また、差し込まれた。
その動きはまるで、おちんこを膣の中に挿入したかのようで、私の身体は意識するより前にじぃんと痺れた。
そんな私に気付くはずもなく、じきに遥輝は言った。
「あ…そう。うん、LINE。
うん。
ありがと」
遥輝は次の約束はいつにするだとか、好きだとか、そんな台詞を一度も吐くことなく、呆気なく通話を終えた。
「…送ってくれるって?」
永翔は笑いながら、待ってましたとばかりに遥輝に尋ねた。
遥輝は首を捻りながら、
「うん」
と、つまらなさそうに答え、
スッと私の口から指を引き抜いた。
口元は三日月型に歪んで、歯が見えていた。
遥輝の指先が奥歯を離れ、一度引き抜かれ、また、差し込まれた。
その動きはまるで、おちんこを膣の中に挿入したかのようで、私の身体は意識するより前にじぃんと痺れた。
そんな私に気付くはずもなく、じきに遥輝は言った。
「あ…そう。うん、LINE。
うん。
ありがと」
遥輝は次の約束はいつにするだとか、好きだとか、そんな台詞を一度も吐くことなく、呆気なく通話を終えた。
「…送ってくれるって?」
永翔は笑いながら、待ってましたとばかりに遥輝に尋ねた。
遥輝は首を捻りながら、
「うん」
と、つまらなさそうに答え、
スッと私の口から指を引き抜いた。