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お兄ちゃんといっしょ
第24章 第24章
 遥輝はメガネをずらし、汗だくの顔を袖で拭いた。


「だめ、そんな可愛いこと言われたらすぐイッちゃうわ」


 遥輝は焦った顔で笑い、壁に貼られた湯快リゾートのポスターを見ながら気を逸らそうとしているらしかった。
 

「こっち向いて」


 だから、汗に濡れた頬を両手で掴み、無理矢理私のほうを向かせた。
 がっしりした顎の骨の感触と、ごわごわした皮膚。
 頭を上げて、キスをする。
 遥輝の口の中はぬるぬるしていて、ちょっとだけ甘い。
 

 繋がったまま遥輝がきつく私を抱きしめた。
 ラグビー部主将の全体重がギシリとのしかかる。
 背中が痛いし、重たい。



「ぐ、苦しいよう」


「ちょっとだけ…こうしてるだけで気持ちいい」


 勝手に快感に浸る遥輝はそう言ったけれど、私はそうは思わない。
 

「動いてよう、動いたほうが気持ちいいもん」


 率直に感想を述べると、遥輝は渋々といった様子で身体を起こし、それから引き抜いてしまった。
 ピリッとした痛みがおまんこに走る。
 痛みに顔をしかめると、遥輝はソファにドカッと腰を下ろした。



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