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お兄ちゃんといっしょ
第25章 第25章
「ニイちゃん、よく食いそうだね」
案内されたのは半個室だった。
ドアはないけれど、ソファ席のテーブルが1卓あるのみ。
メニュー表を見ながら煙草に火をつけたお兄ちゃんを、遥輝が困った顔で見つめている。
「まぁ…人よりは食うほうだと思います」
「部活は?」
「え、あ、一応ラグビー部です」
「それっぽい」
遥輝が返事をしようとしたときに店員さんが来た。
「飲まないの」
お兄ちゃんが顔を上げたのは、店員さんが去ったあとだった。
「いや、まだ未成年なんで」
「あっそう」
煙を吐き出しながら、お兄ちゃんは笑った。
「つうか、なんか今日は急にゴメンネー。
妹と二人きりだとさ、食べ放題なんか来たってつまんないでしょ。
ニイちゃんが一緒でよかったよ。
いっぱい食べようネ!」
案内されたのは半個室だった。
ドアはないけれど、ソファ席のテーブルが1卓あるのみ。
メニュー表を見ながら煙草に火をつけたお兄ちゃんを、遥輝が困った顔で見つめている。
「まぁ…人よりは食うほうだと思います」
「部活は?」
「え、あ、一応ラグビー部です」
「それっぽい」
遥輝が返事をしようとしたときに店員さんが来た。
「飲まないの」
お兄ちゃんが顔を上げたのは、店員さんが去ったあとだった。
「いや、まだ未成年なんで」
「あっそう」
煙を吐き出しながら、お兄ちゃんは笑った。
「つうか、なんか今日は急にゴメンネー。
妹と二人きりだとさ、食べ放題なんか来たってつまんないでしょ。
ニイちゃんが一緒でよかったよ。
いっぱい食べようネ!」