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お兄ちゃんといっしょ
第28章 第28章
「親父さんも、児童買春じゃなかったっけ?
警察っていいよね。色々揉み消せるもんね」
お兄ちゃんは、楽しそうだった。
「奈々のことも揉み消せるかな?
ニイちゃん、自分でどう思う?」
うふ…。
お兄ちゃんが笑ってる。
遥輝は諦めたように項垂れた。
「…すみません」
私は、気付かないふりをした。
知りたくないことで世界は満ちている。
その事実に、私は気付きたくなかった。
「許してください」
きっと遥輝は、生まれて初めて他人にこの言葉を使ったんじゃないだろうか。
だが、お兄ちゃんは容赦しないつもりのようだった。
全裸で頭を垂れる遥輝の前で、ノソノソとボクサーブリーフを脱いでしまった。
黒黒生い茂った陰毛の下に、お兄ちゃんのモノが力なく横たわっている。
お兄ちゃんが言った。
「しゃあねぇなぁ。お前のちんちん根性ねぇし、今日は、同じ出身校ってことで、許してやるよ」
遥輝がゆっくり顔を上げる。
見たくもない野郎のイチモツを前に不安な顔をしてはいるが、心なしかホッとした表情を見せた。
その時、お兄ちゃんは私に言った。
「可哀想になぁ、奈々。痛い思いだけさせられて。もう服着ていいぞ」
遥輝の表情が途端に暗くなる。
遥輝の不安は的中、お兄ちゃんは遥輝に言った。
「反省するならスマホ貸しな」
お兄ちゃんが手を伸ばすと、遥輝の顎に触れた。
咄嗟に遥輝が顔を背け…その頬をお兄ちゃんにビンタされた。
パシンと肉がぶつかる音が響く。
警察っていいよね。色々揉み消せるもんね」
お兄ちゃんは、楽しそうだった。
「奈々のことも揉み消せるかな?
ニイちゃん、自分でどう思う?」
うふ…。
お兄ちゃんが笑ってる。
遥輝は諦めたように項垂れた。
「…すみません」
私は、気付かないふりをした。
知りたくないことで世界は満ちている。
その事実に、私は気付きたくなかった。
「許してください」
きっと遥輝は、生まれて初めて他人にこの言葉を使ったんじゃないだろうか。
だが、お兄ちゃんは容赦しないつもりのようだった。
全裸で頭を垂れる遥輝の前で、ノソノソとボクサーブリーフを脱いでしまった。
黒黒生い茂った陰毛の下に、お兄ちゃんのモノが力なく横たわっている。
お兄ちゃんが言った。
「しゃあねぇなぁ。お前のちんちん根性ねぇし、今日は、同じ出身校ってことで、許してやるよ」
遥輝がゆっくり顔を上げる。
見たくもない野郎のイチモツを前に不安な顔をしてはいるが、心なしかホッとした表情を見せた。
その時、お兄ちゃんは私に言った。
「可哀想になぁ、奈々。痛い思いだけさせられて。もう服着ていいぞ」
遥輝の表情が途端に暗くなる。
遥輝の不安は的中、お兄ちゃんは遥輝に言った。
「反省するならスマホ貸しな」
お兄ちゃんが手を伸ばすと、遥輝の顎に触れた。
咄嗟に遥輝が顔を背け…その頬をお兄ちゃんにビンタされた。
パシンと肉がぶつかる音が響く。