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お兄ちゃんといっしょ
第29章 巻き戻し
「今日タイセイんち寄っていい?」
帰り道。
駅までの道すがら、私はタイセイに尋ねた。
「俺は良いけど」
「良いけど?」
「ん…またキスしたくなるかも…」
「キスだけ?」
顔を覗き込むと、タイセイは恥ずかしそうにはにかんだ。
「昨日みたいなことも、したくなるかも」
中学2年生のタイセイは、昨日まで童貞だった。
昨日、私の性病検査に付き合ってくれたあと、私達は誰もいないタイセイの家で初めて結ばれた。
幸せだった。
でも、タイセイは私でイケなかった。
太っていて体力がないから、イク前に疲れてしまうようだった。
「ごめんね。こんなの変だよね」
昨日と同じように、自分の手でシゴいて射精したタイセイは、謝る割にさほど気にしている様子はなかった。
「ううん、タイセイがイケて良かった」
「めっちゃ気持ちよかった」
「ホント?」
「奈々は?」
返事に詰まる。
タイセイのことは好きだ。
タイセイに愛されているのは、肌を重ねるとひしひし伝わってくる。
でも、物足りない。
私の身体は、大人の男がする、強烈な快感を知ってしまっているから。
「私は、タイセイが感じてる顔を見れるのが幸せ」
そう答えると、タイセイは不思議そうに首を捻り、Tシャツを頭に被った。
傷だらけの身体が見えなくなる。
「奈々は、エッチ好き?」
帰り道。
駅までの道すがら、私はタイセイに尋ねた。
「俺は良いけど」
「良いけど?」
「ん…またキスしたくなるかも…」
「キスだけ?」
顔を覗き込むと、タイセイは恥ずかしそうにはにかんだ。
「昨日みたいなことも、したくなるかも」
中学2年生のタイセイは、昨日まで童貞だった。
昨日、私の性病検査に付き合ってくれたあと、私達は誰もいないタイセイの家で初めて結ばれた。
幸せだった。
でも、タイセイは私でイケなかった。
太っていて体力がないから、イク前に疲れてしまうようだった。
「ごめんね。こんなの変だよね」
昨日と同じように、自分の手でシゴいて射精したタイセイは、謝る割にさほど気にしている様子はなかった。
「ううん、タイセイがイケて良かった」
「めっちゃ気持ちよかった」
「ホント?」
「奈々は?」
返事に詰まる。
タイセイのことは好きだ。
タイセイに愛されているのは、肌を重ねるとひしひし伝わってくる。
でも、物足りない。
私の身体は、大人の男がする、強烈な快感を知ってしまっているから。
「私は、タイセイが感じてる顔を見れるのが幸せ」
そう答えると、タイセイは不思議そうに首を捻り、Tシャツを頭に被った。
傷だらけの身体が見えなくなる。
「奈々は、エッチ好き?」