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お兄ちゃんといっしょ
第6章 第6章
 だから私は、お兄ちゃんのおちんこを触る。
 ボクサーブリーフの上からおちんこを触る。
 初めて手のひらで感触を確かめる。


 柔らかかったそれは、上下に軽く撫でただけですぐにむっくりと起き上がり、かたくなり、手のひらのなかでドクンドクンと、まるで別の生き物のように力強く鼓動しはじめた。


 毎朝、毎夜、私を誘惑し続けているお兄ちゃんのおちんこ…勃起したおちんこがいま、私の手のひらの中にある。
 

 毎晩いっしょに布団に入り、お兄ちゃんにひっついてるとき。
 私の太腿にビンビン感じるお兄ちゃんの熱気。
 表面をゴムで覆ったすりこぎのようなかたさで私を興奮させる、お兄ちゃんのおちんこ。


 お兄ちゃんのボクサーブリーフは先端のぷっくりしたところがいつも濡れている。
 いっしょに布団の上で寝そべっているときはとくに、密着した私の肌にその湿りが伝わってくるから、私のショーツもぐっしょり濡れてしまう。


 いっしょに暮らし始めたばかりの頃、パンツ濡れてるけどなんで?と、素朴すぎる質問を投げかけたことがあった。
 お兄ちゃんは私を腕の中に入れたまま、うふ、と笑い、


「お前のこと可愛いって思うと勝手に出てくるんだ」


 と言った。



 お兄ちゃんのパンツを濡らしてるモノが先走り液って名前があるってことも。
 どんな時に分泌されるのかも。
 その役割も。


 ぜんぶ、お兄ちゃんのスマホが教えてくれた。
 調べモノはこれ使いなって、お兄ちゃんが貸してくれた、私のおまんこ写真がいっぱい入ってる、お兄ちゃんのスマホが。
 

 それなのに…。
 お兄ちゃんは絶対に私の上に覆い被さろうとはしなかった。


 私の肌に密着したすりこぎのようなおちんこは、「やりてえ!やりてえ!」って苦しそうに叫び続けてるのに。


 
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