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第10章 快楽の虜 ―夢幻mugen―
「モトミ…、おまえの顔エロ過ぎ…俺、おかしくなりそぅ…」
その言葉と、奴の手が俺のボトムを脱がしたのはほぼ同時だった。
ヤツにしては珍しく余裕のない動作で、ハーフパンツとトランクスをいっしょくたに下ろされる。
剥ぎ取られたと言った方がむしろ正しいか。
明かりの下に晒されたそこは、中心から零れる密でてらてらと光り、固く勃ち上がっていた。
右手で裏筋をつうっと擦られ、鈴口から溢れた密を塗り込むように敏感な先端部をくるくる捏ね廻されると、もうどうしようもない快感の波に翻弄される。
「…あ、ああぁっ…、もぅ…ゃ…、あ、あぁ…」
「もっと…もっと感じて…モトミの感じてるとこスゲーいい…」
淫らに悶える姿を視姦されて、羞恥に泣きたくなった。
少しでも耿輔の視線から逃れようと、躯を捩って自由になる右腕で顔を覆ったとき、あの日の光景が突然フラッシュバックしてきた。
あの悪夢の記憶──