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第2章 美味しい話にはご注意下さい
大学を出てからこのかた、ひたすらヤツの後について行くだけの俺。
此処に着くまでの間に、道々バイトの内容とか、拘束時間とかを尋ねてみたが、耿輔はどの質問にも煩(う)ざそうに”行きゃ分かる”と言うばかりで、きちんと取り合ってくれない。
俺は内心”大丈夫なんだろなぁ”と心配になってきた。
ホントにバイト代一万出るんだろうか?
疑わしそうにヤツを見詰める俺に気づいたのか、耿輔はちょっと舌打ちして”金の心配ならすんな”とぶっきらぼうに言う。
まあ、貰うモノ貰えりゃ文句ないけど…