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第15章 【第三部 * Another ring * 】悪友実咲

「だって、約束したろ?!頼むよモトミ、残り半分やってくれよ。あのページ全部削除したんだからさぁ」
猫撫で声で実咲は言うが、その言葉には有無を言わせぬ威圧感が籠もっていた。
ろくに謝罪の言葉も無いまま、如何にも、”おまえの言い分聞いてやったんだから当然だろ”と言わんばかりのその横暴な態度がモトミには気にくわない。
「元はと言えばおまえのせいじゃないか。おまえが耿輔に俺を紹介したりしなきゃ…」
言いかけて、モトミはその先の言葉を噤(つぐ)んでしまう。
それは実に判りやすい反応。
”紹介したりしなきゃ”ヤバイバイトに嵌められるコトもなかったし、貞操の危機(って今更…)に曝されるコトもなかった。
だが、その代わり耿輔との今の関係もないのだから…
それが健全な青少年として、問題無いか否かは別として。
(耿輔のお陰で、健全な青少年の道を踏み外してしまったような気もしなくはない)
モトミの中で陰の声が囁く。

