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第3章 喉元過ぎれば、悪夢を忘れ ― 序章―
「じゃ、今から20分後。支度しといて。アパートは川の北側…角から4件目でよかったね。服装は普段着で構わないけど、カッターシャツの下には何も着けないで。ボトムの替えを用意しといた方がいいかも。 じゃ、これからなるだけ早く行くから…トモちゃん、ホント恩に着るよ」
(…?ボトムの替え?用意しといた方が良い…って、どういう事だ?それって…)
「えっ…あの、自分まだ引き受けるって言ってな…」
一方的に電話は切れてしまった。
どうするんだ俺?!
折り返し直ぐに断りのtelを入れてみるが、”只今電話に出ることが出来ません”と無情なアナウンス。
困るよ!どうする俺。
-敵は味方のふりをする―
どっかで、聞いたフレーズが突然思い出された。
直感が働いたのに、金銭的な欲求を優先した俺は、この後とんでもない状況に陥っていく。
みなさん、心の声にはちゃんと耳を傾けてあげましょうね。あなたに迫る危険から身を守るために発してくれてる警鐘なんだから。