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第4章 悪夢再来 ―ecstasy―
すべては最初にハッキリと断らなかった俺自身の責任。
とは言うものの、仕事内容が”痴漢ビデオの襲われ役”だなんて誰も今の今まで教えてくれなかったじゃないか!
呑気な俺は、此処から電車で何処かスタジオのある場所まで行くんだとばかり思っていた。実際、都心はこの時間帯、ある程度の距離になれば、車で移動するより電車の方が圧倒的に移動時間が短くて済むから。
だが、本日の仕事はこの満員電車に乗ったときから既に始まっていた。
人いきれでむせ返る車内。みんな、どうしてこんな平気な顔して乗っていられるのだろう。
具合悪くなってバタバタ倒れたって不思議じゃないだろうに…
先程から、フワフワとした浮遊感に苛まれる俺。貧血っていうのとは感じが違うけど…頭がクラクラして、視野がぼやけた感じがする。心なし周囲の音も”ぅわんわん”とこだまして聞こえる。その上、肩で息をするほどの動悸。
(マジ具合悪い…これって…ヤバイ…んじゃないのか…)
とは言うものの、仕事内容が”痴漢ビデオの襲われ役”だなんて誰も今の今まで教えてくれなかったじゃないか!
呑気な俺は、此処から電車で何処かスタジオのある場所まで行くんだとばかり思っていた。実際、都心はこの時間帯、ある程度の距離になれば、車で移動するより電車の方が圧倒的に移動時間が短くて済むから。
だが、本日の仕事はこの満員電車に乗ったときから既に始まっていた。
人いきれでむせ返る車内。みんな、どうしてこんな平気な顔して乗っていられるのだろう。
具合悪くなってバタバタ倒れたって不思議じゃないだろうに…
先程から、フワフワとした浮遊感に苛まれる俺。貧血っていうのとは感じが違うけど…頭がクラクラして、視野がぼやけた感じがする。心なし周囲の音も”ぅわんわん”とこだまして聞こえる。その上、肩で息をするほどの動悸。
(マジ具合悪い…これって…ヤバイ…んじゃないのか…)