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第4章 悪夢再来 ―ecstasy―

俺を抱き竦める耿輔の身体が震えている。
耿輔…泣いてる…?まさか…
その表情を確かめる間もなく、少し掠れた声で耿輔が呟いた。
「次降りるぞ。反対側移動するから…扉が開くまでは慌てなくていい…でも、閉まる直前に動くから。タイミングラグ短いからな。陸上やってたんだから瞬発力は有るだろ?ホーム降りたら反対側の電車に乗る…引き留められても構うな」
(…ぇっ…なんだって…急に何?…この状態でダッシュしろって…殺す気かよ!)
”地獄に仏”と思った俺の考えはやはり甘かったようだ…
耿輔…泣いてる…?まさか…
その表情を確かめる間もなく、少し掠れた声で耿輔が呟いた。
「次降りるぞ。反対側移動するから…扉が開くまでは慌てなくていい…でも、閉まる直前に動くから。タイミングラグ短いからな。陸上やってたんだから瞬発力は有るだろ?ホーム降りたら反対側の電車に乗る…引き留められても構うな」
(…ぇっ…なんだって…急に何?…この状態でダッシュしろって…殺す気かよ!)
”地獄に仏”と思った俺の考えはやはり甘かったようだ…

