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第5章 最悪の目覚め
静かになったと思ったのも束の間、いきなりヤツに布団を剥がれて明かりの中に身を晒された。その時初めて、すっかり着替えさせてくれていたことに気付く。
朝着ていた服は汗と、己の放ったモノで悲惨な状態になっていたから。
でも、これをしてくれたのって…結局こいつだろ…
耿輔の前で意識を無くして、身ぐるみ剥がされてる自分を想像したら泣きたくなった。
(…どうして、よりにもよって、こいつなんだよ…)
ブルーを通り越してブラックになっている俺の繊細な気持ちなんか知るよしもない耿輔は、ベッドの上の俺をザッと見回すと、俺の顎を指先で掴んでグイと引き上げる。
「はーん、あんまり顔色良くないな…何でもっと寝てないんだよ…寝てりゃいいものを」
”寝てりゃいい”って、おまえなぁ…
「寝てられないだろうが。あんな風に近くでギャンギャン怒鳴られたら」
朝着ていた服は汗と、己の放ったモノで悲惨な状態になっていたから。
でも、これをしてくれたのって…結局こいつだろ…
耿輔の前で意識を無くして、身ぐるみ剥がされてる自分を想像したら泣きたくなった。
(…どうして、よりにもよって、こいつなんだよ…)
ブルーを通り越してブラックになっている俺の繊細な気持ちなんか知るよしもない耿輔は、ベッドの上の俺をザッと見回すと、俺の顎を指先で掴んでグイと引き上げる。
「はーん、あんまり顔色良くないな…何でもっと寝てないんだよ…寝てりゃいいものを」
”寝てりゃいい”って、おまえなぁ…
「寝てられないだろうが。あんな風に近くでギャンギャン怒鳴られたら」