この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
コミックサイトで逢いましょう
第5章 最悪の目覚め
「あぁ、そっか…ゴメン。俺のせいね。そりゃ悪かった。…で、頭痛は?…吐き気は、目眩とかねーか?」

珍しく素直に耿輔が謝る。

「大丈夫だよ、子供じゃない!」

「”子供じゃない”だって?爆睡こいてされるがままだったくせに、何処が子供じゃねーだ」

人の感情を逆撫でするような蔑んだ言い方に、俺の気持ちは更に落ち込む。

俺だって好きでそんなことされた訳じゃない。
それくらいおまえでも知っているはずだろ。

思いがけず溢れる涙。そんな姿を見られまいと逸らした顔を引き戻されて、掌で無造作に頬を拭われる。相手の不器用な仕草から、何故か素朴な優しさが伝わってきた。

「一時間か…未だ抜けてないな。具合良くないだろ。ホントの事言えよ。頭痛いか?」

目を合わさないまま、俺は小さく頷く。実は、我慢できないほどではないが、後頭部が重くて軽い目眩を感じていたから。そのまま視線を逸らして、小さな声で俺は尋ねた。

「…で、今何時」

「何で?、今日は用事ないからこっちに来たんじゃないのか?」

逆に怪訝な声で耿輔に質問されてしまう。
/196ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ