この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
コミックサイトで逢いましょう
第6章 記憶の淵から ―refrain―

にしても…ホントに静かだ。耳を澄ましてみても、やはり生活音は聞こえてこない。


(俺ひとり…なのだろうか…?)


耿輔はやはり事務所へバイト料をもぎ取りに行ったのか。そして、亨(とおる)って言ったっけ…あいつの弟も何処かに出掛けているのか。

誰もいないあいだに、勝手に帰ってしまおうか
 
(でも、流石に、”この成り”じゃなぁー…)

身につけているものを振り返って、俺は溜息を吐いた。

耿輔が俺に着せてくれたのは前ボタンの薄手のパジャマ。俺のサイズとそれ程違わないところを見ると、弟のモノなのかも知れない。耿輔のだったら明らかにデカイはずだから。

こんな恰好で外を歩いたら、不審な目で見られることは間違いない。一足早い夏の陽気に当てられたと思われても仕方ない。みんなの好奇の目に晒されながら、下宿まで帰る気力は今の俺には無かった。
/196ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ