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優しいヒトに虐められてます。
第4章 始まる快楽と恥
ハルは薄目を開けた。
ぼんやりとした視界。

全身に力が入らないので首を傾ける。
ふかふかのソファの上で
横になっているようだった。

前方に誰かがいるが、ここがどこなのか
相手が誰なのか、頭が全く回らない。

「起きた? もう夜だよ」
「んん……」

返事とも呻きともつかない声。

「まだ朦朧としてるみたいだね。
かなり汗を掻いていたから
服を全部洗っておいた。

見たり触ったりはしてないから」

「んんー……」

誰かの手が背中に回り
身体を起こされる。

背後の誰かにもたれかかる形になった。

上半身に巻かれていたバスタオルの下から
誰かの手が入ってきた。

「背筋伸ばして」
ゆっくりと身体を後ろに倒され
言われた通りに軽く胸を張る。

胸にブラが当てられる感触がし、
背中でホックがとめられたようだった。

「はい、今度は横になって足伸ばして」
声の通りにすると、両足の先から
何かが這ってきて
腰が浮いたかと思うと股がぴっちりと覆われた。

「服着せるからタオル外すよ」
上半身を覆うバスタオルが
はらりと落ちた。
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