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優しいヒトに虐められてます。
第4章 始まる快楽と恥
やっとのことでハルのマンションの
彼女の部屋にたどり着いた時には
すでに0時を回っていた。

背中のハルをゆっくりとベッドに下ろし
寝かせて布団をかけてやる。

任務……完了。

背中に当たっていた二つの感触が
常に頭から離れなかったのは
本人には絶対に言えない。

帰ろうと思ってフラフラと立ち上がるが
ふと気づく。

僕が今ここを出たら
玄関のカギは?

オートロック?
そもそもオートロックの防犯力は??

解除されて強盗が侵入したら?
女を犯すことしか考えない
キチガイの性犯罪者が侵入したら?

ダメだ、彼女をそんな危険に晒すことは
僕にはできない。

トウキはこの日限りハルを守る
番犬になることを誓い、その場で腰を下ろした。
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