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優しいヒトに虐められてます。
第4章 始まる快楽と恥
「そ、そうだったんですか……」
ハルは恥ずかしそうに顔をそむけた。

「信じるの? 怖くないの?
不安にならないの?」

大津川の言葉にハルは
顔をしかめる。
「何がですか?」

「だって、普通男の前で
意識を失ったって知ったら……

その、貞操とか……」

「あぁ……その、なんというか」

ハルは慎重に言葉を選んで言った。
「大津川さんからは、あまり
そういう悪意が感じられないんです。

時々ドSだなって思うときはあったけど
でも私を本当に不快にさせるようなことは
言われた覚えがないですし……

それに」

「それに?」
「大津川さんは、嘘が嫌いなんでしょう?」
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