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優しいヒトに虐められてます。
第5章 自分らしく
大津川がカップを片手に振り返る。
「ん?」

「あの……苦しく、ないですか?」
「苦しい?」

彼は怪訝な表情をした。
ハルの心を察しようとしているのがわかった。

「そうやって、本来の自分を抑え込むの」

ハルの言葉は予想外だったのか
彼はただ目を見張った。

「私だったら、自分が自分らしく振舞えないのは
すごく気持ち悪くなると思います」
「……」

「だから、知ってる人がそういう気持ちに
なってるかもしれない、って思うと
何だか……寂しくなります」

ハルは軽く胸を押さえた。

大津川は戸惑いの表情を浮かべていた。

「私の知る大津川さんは
私への配慮と、私に対する遠慮しかできないような
そんな小さな人じゃありません。

だから、つまり、その……
何というか……からかいたくなったら
からかってもいいんです……

大津川さんには
人を不快にさせない程度にからかえるぐらいの
器用さは持っていると思います」
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