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優しいヒトに虐められてます。
第5章 自分らしく
「……」
彼はどこかばつが悪そうに
おでこを掻いた。
「ごめん……君がそんな風に感じていたとは
想像もしてなかった」
ごめん、ともう一度
素直に謝る大津川。
「大津川さんが私に遠慮してたのは
この前の私の記憶がトんじゃった
ことが原因ですか?」
「……うん」
彼は顔を伏せて頷いた。
「あのことなら、あの後気にしないでください
って、私ちゃんと言いましたよ」
「うん。でも、何だか
君が僕を許してくれても
僕が自分を許せなかった。
許したくなかったんだ……」
彼はどこかばつが悪そうに
おでこを掻いた。
「ごめん……君がそんな風に感じていたとは
想像もしてなかった」
ごめん、ともう一度
素直に謝る大津川。
「大津川さんが私に遠慮してたのは
この前の私の記憶がトんじゃった
ことが原因ですか?」
「……うん」
彼は顔を伏せて頷いた。
「あのことなら、あの後気にしないでください
って、私ちゃんと言いましたよ」
「うん。でも、何だか
君が僕を許してくれても
僕が自分を許せなかった。
許したくなかったんだ……」