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優しいヒトに虐められてます。
第5章 自分らしく
「どうしてですか?」
「僕は、君の快楽のためにああした
つもりだった。
でも、本当は僕の快楽のため
だったんじゃないか、って気がして」
「……」
「本当に君のことを考えていたのなら
君が意識を失って記憶がトんでしまう可能性に
気付かなければいけなかった」
「どうして赤の他人にそこまで……」
ハルにはどうしてもそこがわからなかった。
こんなバングルを開発してしまえば
騙して宣誓させれば
いくらでも凌辱できてしまう。
だが大津川はそれどころか
ハルに対してここまで気を遣っている。
「赤の他人じゃないさ。
少なくとも、僕にとっては」
え?
赤の他人じゃ……ない?
「僕は、君の快楽のためにああした
つもりだった。
でも、本当は僕の快楽のため
だったんじゃないか、って気がして」
「……」
「本当に君のことを考えていたのなら
君が意識を失って記憶がトんでしまう可能性に
気付かなければいけなかった」
「どうして赤の他人にそこまで……」
ハルにはどうしてもそこがわからなかった。
こんなバングルを開発してしまえば
騙して宣誓させれば
いくらでも凌辱できてしまう。
だが大津川はそれどころか
ハルに対してここまで気を遣っている。
「赤の他人じゃないさ。
少なくとも、僕にとっては」
え?
赤の他人じゃ……ない?