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優しいヒトに虐められてます。
第6章 さすがにこれは・・・!
大津川の左手がハルの
右の膝の内側をさすり始めた。

不意に触れられたおかげで、小さくピクッと反応する。

淡い羞恥心を覚えたが、それもすぐに
左胸をゆっくりと周回する振動に搔き消された。

蟻のように遅々とした行進で
すでに何周しただろうか。

ハルは途中から数えるのをやめていた。
だが、一つ言えるのは
ローターはほんの少しずつだが
確実に胸の中心へ近づいていることだった。

外堀を埋めていくように
胸が内側を残して火照っていく。

早く中心まで温めてほしくなるような
そんな感覚だった。

ローターによるつぼみの震えは
少しずつ大きくなっていった。

累積されていく刺激が
だんだんと快感へ昇華されていく。

足も優しく触られているおかげで
ハルの身体は上半身、下半身共に
仄かな心地よさを覚えていた。
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